夫婦生活

 人は何故sexをするのでしょう?
 子供を作るため?
 そうではなく、正解は、「気持ちいい」からです。
 これは神様がしくんだ巧妙な子孫繁栄のための手段です。
 生き物には、生存に必要な行為に対して、快楽というご褒美が与えられる様に出来ています。
 生存し、それを継続させるためには、食欲と性欲という二大欲望がそれを確固なものにしています。
 食べることも、セックスも、やはり「気持ちいい」のです。
 逆に、「死」につながるものは苦痛を伴います。
 さらに、円満で充実した性生活は、生活の質を高め、パートナーとの関係も豊かにします。
 セックスは パートナーがいて初めて成り立つものです。
 お互いを理解し、お互いに心づかいをもつことが大切になります。
 ここでは、夫婦生活に関する世間の事情を考察してみました。
SEXの回数
(1)デュレックス社「2005グロ−バルSEXサーベイ」より
 
世界のコンドームブランド「デュレックス」が実施しているセックスに対する態度や行動に関する世界最大規模の調査「2005グローバルSEXサーベイ」の結果が10月8日に発表されました。
 今回のデータは41カ国31万7千人を超える人々が参加して調査された結果です。
       
SEX数の多い国(年間回数)
ギリシャ 138回
フランス    120回
イギリス    118回
オランダ    115回
SEX数の少ない国(年間回数)
インドネシア   77回
インド      75回
シンガポール   73回
日本 45回
 
(2)九九の法則
普通の人はどの位するのだろうという目安に
九九の法則というのがあります。
年齢が何十代かで、次のような計算をします。

たとえば、20代なら 2・9=18となります。
18を10と8に分解します。
そして、10日に8回と解釈します。
従って、20台ならば、1ヶ月に24回ということになります。
以下、各年代後にこの法則を当てはめてみます。

 
 20代: 2・9=18   10日に8回  月24回(ほぼ毎日)
   30代: 3・9=27   20日に7回  月11回(3日に1回)
   40代: 4・9=36   30日に6回  月 6回(週に1−2回)
   50代: 5・9=45   40日に5回  月 4回(週に1回)
   60代: 6・9=54   50日に4回  月 2回(2週に1回)
 
 主観的にはかなり多いような気もしますが・・・

(3)女医の打ち明け話(北村容子著、永岡書店)より
 40代なら4、50代なら5、というふうに、年代を1桁の数字で表します。
 それを2乗した数字がその年代の平均的な性交間隔日だということだそうです
(二乗の法則)。       
 たとえば、40代なら16日に1回、50代なら25日に1回が平均的なセックス回数です。

   20代: 2・2=4    4日に1回  (週2回)
   30代: 3・3=9
    9日に1回  (10日に1回)
   40代: 4・4=16
  16日に1回  (月2回
   50代: 5・5=25
  25日に1回  (月1回強)
   60代: 6・6=36
  36日に1回 
  (月1回弱)
        この計算方法の方が大分少なくなります。

(4)2001年7月4日朝日新聞掲載「夫婦の性1000人に聞く」より
メールのアンケートに答えるのですから、それなりのインテリジェンスのある人が対象と考えられます。
各年代とも月2−3回が多いようです。
週2回以上 週1回 月2-3回 月1回 年数回 全くなし
20代 23% 23% 25% 18% 9% 2%
30代 9% 20% 25% 20% 15% 11%
40代 6% 18% 22% 18% 16% 20%
50代 3% 9% 25% 23% 13% 33%



セックスレスとは
日本において、「セックスレス」という症例を提唱したのは、順天堂大学浦安病院精神科助教授の阿部輝夫氏だそうです。
一般には、次のように定義されています。
「特別な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアルコンタクトが1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想された場合をセックスレス・カップルという」
 ようするに、病気や単身赴任などのセックスが出来ない事情が無いのに、1カ月以上セックスしてなくて、これから先もセックスしなさそうな状態ってことです。

(1)セックスレスの形態
   セックスレスを形態で分類すると、次の4つに区分されます。
@セックスがなくても、それぞれに好きなことがあり、それについて幸せに話してそれぞれのベッドで安らかに眠れるタイプ。
Aセックスを家庭に持ち込まないということをパートナー間で合意し外で恋人をつくるタイプ
B身体的に病気があって不可能なタイプ
Cパートナーのどちらかが、体のコミュニケーションを欲しがっているのに、片方は拒否するタイプ
    上記分類にて、問題になりかつ一番解決が難しいのが4となります

(2)セックスレスの原因

@原発性セックスレス
 高度成長期の産んだ母親過干渉の偏差値ボーイ型に多い。いわゆるマザコン型。パートナーを母親とダブらせたりして、交際や性行為を恐れるタイプ。
 セックス自体をしたことがなかったり、あるいは二人での体の接触など、過度に緊張し拒否する。
 性に関することに罪悪感を植え付けられている場合もある。
A続発性セックスレス
 セックスは普通に行っていたが、セックスと子供が直結し、子供ができた後セックスレスになるタイプ。
 妻に対して女性というより母親という観念で見てしまい、近親相姦的観点からセックスができない。
 女性は、夫より子供に目がいき、セックスを拒否するようになる。
B擬似セックスレス
 高度成長の功労者ともいうべき中間管理職に多く、妻とはセックスレスではあるが、他の女性あるいは風俗ではできるタイプ。
 女性として妻を見ず、あるいは男性として妻から見られず、パートナーとセックスレスになる。
 相手が浮気などをしたことを発端に、このケースに陥るパターンがある。
C精神的打撃によるセックスレス
 セックスという行為において、なんらかの精神的ダメージを受けその後、セックスができないようになるタイプ。
 男性では、勃起不全(ED)になりそれをパートナーに告白できず拒否する。
 女性の場合は、強姦や強制猥褻、あるいはセックス時の男性からの局部の形や身体的特徴の指摘発言によりセックス拒否症になる。
(3)セックスレスの実態
  年代があがるにしたがってセックスレスの割合が増加するようです。
年数回程度 全くなし セックスレス合計
20代 9% 2% 11%
30代 15% 11% 26%
40代 16% 20% 36%
50代 13% 33% 46%



SEXの所用時間
(1)「SPA」(2001年10月31日号 より
    
調査対象は20代・30代の別居中の、恋人のいる男女各100人

所要時間

0〜15分 2% 7%
16〜20分 3% 9%
21〜30分 24% 26%
31〜40分 12% 19%
41〜50分 9% 10%
51〜60分 29% 19%
60分以上 21% 10%
上野試算 平均 45分 37分

(2)妻とのセックスの時間
    「朝日新聞2001年4月20日」より
   40代の注力企業の課長60人が回答対象の調査です。
40代 前半 平均 32分
40代 後半 平均 25分
内訳を見てみると、「16分?30分」と回答した層は、ほぼ一定の割合で各年代に分布しています。
「子供が側にいるため、なかなか夫婦の時間がとれない。
ゆっくりセックスしたい」(40代男性)という意見は20代後半?40代に多く、単純にセックスにかける時間が短いからといって、興味が薄れているという訳ではなく、様々な要因が絡んでいるようです。





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